【2022年】留学先選び ~カナダ編~

目次

はじめに

みなさんこんにちは
英語学習の調子のほうはどうでしょうか?

最近はコロナを抑えながらも徐々に留学に出る人が増えてきていますね。
1年ほど前に留学を断念せざるを得なかった人も再チャレンジしているのかもしれません。

留学しようと思い立った際に最初に考えることは「どこの国に行くか」です。
今回はその留学先選びのカナダ編をご紹介します。
※カナダに滞在中の方に執筆いただきました。

言語

現地人の英語はアクセントが少ないため、わかりやすい

カナダは、アメリカと国境が繋がっています。

そのため、カナダ人が話す英語は、アメリカ人が話す英語に近いですが、カナダの英語はなまりやクセがなく、英語圏に初めて行く人にとっては、他の国に比べて聞き取りやすい英語と言われています。

いくつかの単語はイギリスで使われる単語(例:アメリカでは”center”と言う単語が、イギリスでは”centre”になる)が使われますが、そこまで多くはないので困る事はありません。

移民が多いため、様々な英語のアクセントがある

カナダは、様々な国から留学に来ている人や仕事に来ている人がいるので、いろんな国々の人と交流することが出来ます。

日本人が話す英語にアクセントがあるように、他の国から来ている人が話す英語にも独特なアクセントがあります。

カナダに留学するとカナダ人と交流するだけでなく、様々な国々の人とコミュニケーションを取ることが出来るので、彼らの話す英語を理解するのに少し時間がかかるかもしれませんが、交流を重ねれば慣れてきますし、世界の英語話者の8割はnon-Nativeだと言われていますので、これから英語をつかった仕事をしたいという人には絶好の環境だと言えます。

公用語が英語ではなく、フランス語の地域もある

カナダの東部にある地域は、英語だけでなくフランス語を公用語として使われている地域があります。

特に、ケベック州では、英語よりもフランス語が話されているので、英語を使う機会の方が少ないと言われています。

もちろん、カナダの中にある州なので、英語を使う事もありますが、もし英語だけでなくフランス語も学びたいと思う方であれば、フランス語が使われている東側の地域に留学すると良いでしょう。

気候

西側:夏は暑すぎず、冬は寒くて雨が多い

カナダの西側の地域で言えば、バンクーバーやビクトリアが有名です。

春夏の気候は、湿度が低く、とても温かい気温となっているので、外でスポーツをしたり、友達と公園で食事をしたりするのにとても良い気候となっています。

また、この時期は夜10時ごろにならないと暗くならないので、外で楽しめる時間がとても長いです。

西海岸沿いにある地域は、4月頃から気温が10℃から徐々に上がっていき、9月末にかけて20から30℃くらいの気温になります。

10月から11月は、ほぼ毎日雨が降っていると言っても良いくらい、雨の日が続きます。この時期から徐々に気温も下がってきますので、衣替えの季節となります。

12月から3月までは、気温がマイナスになるほど寒くなります。そのため、ジャケットなどアウターが必須となります。

カナダは雪が多く降るイメージですが、西海岸沿いは雪の日がそれほど多くはありません。ただ、ユーコン州​​​​​​、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州などは雪が降ります。

東側:夏は蒸し暑く、冬は寒くて雪が多く降る

カナダの東側の地域と言えば、トロント、モントリオール、ケベックが有名です。

春夏の気候は、湿度が高く、気温も西側よりは高くなるのですが、過ごしやすい気温となっています。

この時期は、西側と同じように夜9時ごろにならないと暗くならないので、外で楽しめる時間がとても長いです。

東側の気温は、4月から5月までは10〜20℃であり、6月〜9月までは20〜27℃くらいの気温となります。

10月から徐々に気温が下がり11月からは、雪が降り始めて気温が一桁になりマイナスにもなりますので、とても寒くなります。

治安

地域によってはホームレスやギャングがいるが、基本的に危害を加えてこない(※あくまで1人の意見として受け止めていただければと思います)

これはどの国でもそうだとは思いますが、都市部になるとホームレスが街のいろんなところにいます。

彼らは、基本的にお金を恵んでくれるように聞いてきますが、断っても怒ったり、暴力をふるってきたりしません。

また、都市部周辺にはギャングがありますが、この人たちも基本的に一般人に手を出すことはありません。

都市部では自転車の盗難が多い

都市部で一番多いのが、自転車の盗難です。
自転車のロックをしっかりしないと、短時間でも盗まれてしまいます。

また、ワイヤーのロックでも切られてしまい、盗まれることも多いです。
そのため、自転車を購入した場合は、強度のあるロックを購入した方がいいかもしれませんね。

費用

日本からはかなり遠いため、渡航費が高い

カナダは北米にあるので、日本からは少し遠いです。西側にあるバンクーバーに行く際でも、片道10万はかかります。

ただ、数ヶ月前から渡航する日程が分かっているのであれば、早めにチケットを購入することで、通常よりも安い値段で購入出来たり、英語で検索してみると安いチケットを販売しているサイトも見つけられたりするので調べてみると良いかもしれません。

また、時差が大きいため日本と連絡を取る時の時間的な不便も大きくなります。

留学しながらバイトができるため、生活費を稼ぐことができる

留学で一番ネックとなるのが、金銭面だと思いますが、
カナダは、アメリカとは違って留学生でもバイトが出来るようになっています。

大学などの学校が始まっている間は、週に20時間までバイトが許可されており、夏休みなど学校が無い時期は、週に40時間以上働いても大丈夫ですので、家賃や生活費を稼ぎながら勉強する事が出来ます。

ただ、規定されている時間以上働いてしまうと、違法となってしまうので時間の管理をしっかりしなければいけません。

食料品・家賃の物価が高い

カナダの特に都心部は、とても物価が高いです。食料品でも野菜や果物、特にお肉や魚が高いです。
そのため、いくつかのスーパーに行って、何が安くて何が高いのかを確認して購入するのがオススメです。
スーパーによっては野菜だけ安かったり、魚だけ安かったりするので確認してください。

また、家賃もとても高いです。カナダで家を探す場合は、多くの人が「Kijiji」や「Craigslist」と言うサイトで探します。

トロントやバンクーバーになると、シェアハウスのトイレ・シャワー共同で9万円が普通になっており、場所によっては光熱費とWi-Fi代も折半と言うところもあります。
そのため、常にどこの部屋が安くて良い環境なのかを確認しないといけません。

ただ、女性に関しては安全面を配慮して、女性の住居者が女性のルームメイトを募集している「Female Only」と書かれた部屋もあり、それに関しては格安で貸し出しているので、それを狙って探しても良いかもしれません。

地域によって、地下鉄・電車・バスが充実している

都市部やその周辺の都市は、地下鉄・電車・バスが運行しているので、移動は問題ありません。
基本的に、バスや電車も時間通りに来ますので、通常運行で遅れることはありません。

しかし、冬になると雪が降ってバスや電車が運行停止になったり、運行の遅延が起こったりする事があります。
そのため、時間に余裕を持って移動していただく事をオススメいたします。

また、お金を節約したいのであれば、自転車を購入して移動してもらうのも1つの手段です。

人種・人柄

移民が多いため、差別が少ない

国土の広さに対して人口が少ないため、移民の受け入れが盛んに行われています。
そのため、各国からたくさんの移民がカナダに来ています。

特に、カナダに留学しに来ている学生の方も多く、カナダの大学やカレッジを卒業してからカナダ政府からワークビザを発行してもらえるので、卒業後にそのままカナダの企業で働く方が大半です。

そのため、カナダ人自体も移民に対して寛容ですし、職場にも移民の人たちがいるので、差別がほとんどありません。

英語が不十分でも、何を言っているのか真剣に聞いてくれる雰囲気

これは移民が多いと言うことが関係しているのですが、
英語を話せる移民が多い一方で、ワーキングホリデー や語学の勉強のために来る人も多く、英語があまり話せない人も訪れます。

拙い英語でも、何を言っているか確認してくれたり、話し終わるまで待ってくれたりしますので、とても英語を話しやすい環境です。

野菜・果物・魚などの新鮮な食材が多い

カナダのスーパーには、新鮮な食材が売られてあります。

シェーンのスーパーだけでなく、個人で果物、野菜、魚を売っているお店も立ち並んでおり、お店によっては自家栽培したものを売っているところもあるので、新鮮な食材を買う際は安心出来ます。

日本人が経営する日本食レストランが非常に多いため、おいしい日本食が食べられる

少し前に、寿司職人の人は永住権が取りやすくなっていたので、日本から何人も日本食のレストランを開くためにカナダに来られている方がいます。

また、ラーメンも有名であり、日本からもカナダでラーメン屋を開いている方もいるので、日本にあるラーメンの味を味わうことが出来ます。

とりあえず都市部では日本食が恋しくなっても問題ない環境はそろっています。

移民が多いため、他国の本場の料理が食べられる

カナダの都市部には、チャイニーズタウン、コリアンタウン、リトルイタリー、グリークタウンなど各国の人たちが集まっている街があったり、いろんな国の人達がレストランを開いていたりするので、本場の味をカナダで味わうことが出来ます。

アジア系のスーパーが多いため、日本の食材が手に入る

カナダは、韓国人や中国人の移民が多いので、アジア系のスーパーがあります。

韓国や中国の食材が多いのですが、日本からも日本の商品を輸入して販売しているので、日本食が食べたい時にはそこで食材を買うことが出来ます。

日本人の割合

西側は日本人のコミュニティが多く、東側の日本人コミュニティーは少なめ

バンクーバーなどがある西側は、アジア人が多く日本人も多い傾向があります。
そのため、道を歩いていると日本語を聞くことも時々あると思います。

その点、東側の日本人の人口は少ない傾向があり、コミュニティー自体も小さいです。しかし、小さいコミュニティーだと言う事もあって、日本人の方と深く交流できる可能性も高いので、ピンチの時には心強いかもしれません。

 ワーキングホリデー で来ている人が多い

日本人は、一番多いのがワーキングホリデーで来ている人です。

カナダの英語が分かりやすいということや、ワーキングホリデーは30歳という比較的遅い年齢まで取得可能なので、1年間働きながらカナダを楽しむという人が多いです。

カナダはこんな人にオススメ

こんな人にオススメ
①綺麗なアメリカ英語を身に着けたい
②日本食が食べられる環境を重視する
③多くの国籍の方と関わりたい
④治安を重視する
⑤30歳近くになってからワーキングホリデーに行きたい

いかがだったでしょうか?

カナダ人が話す英語はとても分かりやすく、こちらが何を言っているのかも親身になって聞いてくれるので、英語に自信が無い方が英語を勉強する場所としてオススメ出来ます。

また、カナダの利点は勉強しながらバイトしてお金を稼ぐ事が出来るということです。学費分までは稼ぐ事は難しいですが、少なくとも生活費と家賃分の稼ぎは得る事が出来ますし、英語を使いながら働く事も出来るので、地道な勉強に加えて英語を使いながら社会勉強ができてお金も稼げる場所としてカナダはとっておきの場所と言えます。

ぜひこの際に、カナダの大学なども調べてみると良いかもしれませんね。