【2022年】留学先選び ~イギリス編~

はじめに

みなさんこんにちは
英語学習の調子のほうはどうでしょうか?

最近はコロナを抑えながらも徐々に留学に出る人が増えてきていますね。
1年ほど前に留学を断念せざるを得なかった人も再チャレンジしているのかもしれません。

留学しようと思い立った際に最初に考えることは「どこの国に行くか」です。
今回はその留学先選びのイギリス編をご紹介します。
※イギリスに滞在歴のある方に執筆いただきました。

治安

基本的には安全な国だが、日本の感覚では危ない

イギリスの治安ですが、筆者が留学したイングランド南西部の州では治安の悪さを感じませんでした。全体的にのびのびした雰囲気があり、物騒な話を聞くこともなくとても過ごしやすかったです。

しかし、絶対的に言われていた事が「イギリスに限らず、日本以外では夜中に出歩くな」。という事です。

日本は世界的に見ても治安が良いです。例えばカフェで席取りのために荷物を置いておいても盗られはしませんが、海外では一瞬で無くなります。日本の感覚でイギリスだけでなく海外に滞在していると危険な目に遭うので絶対に夜は出歩かないようにしましょう。

もし出歩くのであれば、必ず現地に詳しい友達などを作り、その人たちと行動しましょう。夜中の1人歩きは海外での絶対的禁止事項のうちの1つです。

費用

かなり高いので、特に業者の精査が必要

イギリス留学の費用ですが、平均的な目安としては学費、渡航費、居住費、生活費など総合して年間300万円程度が相場と言われています。

現在大学生だとして、所属している大学がイギリスに留学の提携をしている大学があればあればもっと安く済む可能性がありますし、取得単位が引き継げたりもします。

逆に完全に個人で留学斡旋業者を使い海外の大学に留学申請をして行く場合だともっと高額になる可能性があります。

また、現在高校生でイギリス留学を検討している場合は、イギリスに留学の提携校がある大学を目指すと、手続きが簡単で費用が安く済む場合が多いのでそれも手かもしれません。

食事

基本おいしくないが、海外チェーンも多いため、深刻な問題ではない

これはイギリスの方には大変申し訳ないのですが、イギリス料理は本当においしくありません。
検索エンジンのYahoo!で「イギリス料理」と打ち込むと、候補の1つ目に「まずい」と出てきます。

学生はまだ舌が肥えておらず、割とどのような料理でも美味しく感じることができる年齢ですが、その年齢をもってしてもトラウマを植え付けられることとなりました。残念ながら料理には期待しないほうが良いでしょう。

しかし近年は外国チェーンをはじめ、多くのおいしいレストランができているので、これを理由に留学先を変えるというほどの問題ではないでしょう。

人種

アジア人差別は存在する

これはもう個人の力では変えることのできない悲しき事実なのですが、イギリス並びにヨーロッパでは少なからずアジア人差別が存在します。

飲食店に行っても無視されることや、街中で突然心ない言葉をかけられることもあります。

筆者は突然弾き飛ばされた経験があります。イギリス留学の際は、少なからずそのような扱いを受けることがあると覚悟の上で行きましょう。

アクセント

由緒正しい英語が学べる

留学情報サイト「留学ジャーナル」によると、留学先の人気ランキング3位(2020年)に位置するイギリスですが、何と言ってもその魅力はロイヤル・イングリッシュと称される由緒正しき英語にあります。英語が世界共通語になった理由も、かつてイギリスが「太陽の沈まぬ国」と呼ばれ、世界中に植民地を置いていたことに由来すると言われています。由緒正しい英語学びたい場合には、イギリス一択と言って差し支えないでしょう。

現状、イギリス英語は主流ではない

メリットとして挙げたロイヤル・イングリッシュですが、実際のところ、現代世界の主流となっているのはアメリカ英語です。イギリス英語とアメリカ英語ではスペルが一緒でも発音自体が違う単語が多数存在します。例えば、scheduleと言う単語だと、アメリカではスケジュールと発音するのに対してイギリスではシェジュールと発音します。日本で習う英語はアメリカ英語なので、まずは留学生としてイギリス英語に慣れる事に苦労します。そうして苦労して慣れたとしても、その発音は主流ではないので、そこにジレンマを感じる事があるかもしれません。

文化

ヨーロッパ文化も総合的に学べる

イギリス留学の魅力の1つとして、ヨーロッパ文化を総合的に学べる点が挙げられます。地理的・歴史的にもヨーロッパ諸国と密接に関わり合いのあるイギリスでは、当然それらの国出身の人々の数が多いです。日本で言うとアジア諸国の人が多いイメージで捉えてください。そのため、たくさんの国の人々と友達になることができ、ヨーロッパ全体の文化を学ぶことが容易なため、英語だけでなく文化にも興味がある方にとってはこれ以上ない環境となるでしょう。

日本人の割合

日本人をあまり見かけないため、物理的に英語に集中できる

イギリスに留学する日本人学生は、その数で見るとアメリカやカナダと比べ半分程度しかいないため、物理的に英語に集中できます。
日本人が多い環境では、どうしても日本人同士で集まってしまい、英語学習の阻害要因となりかねません。

筆者の経験談を述べると、筆者はイギリスの他、カナダにも留学経験があるのですが、カナダではマクドナルドに入ると普通に日本語が耳に入ってくるくらいに日本人留学生だけでなく観光客も多かったのに対し、イギリスでは街中で日本語が耳に入ってくることは非常に少ないどころか、全くありませんでした。

「英語にどっぷり浸かりたい!」という方にとってはとても優れていると思います。

イギリスはこんな人にオススメ

留学先を選ぶ上で多くの人が重視するのは、「英語のアクセント・治安・物価」の3つです。

イギリスはその3点において特に大きな問題なく安定している点が良いですね。
それに加えてBritish Englishにあこがれを抱く人はイギリス一択かもしれませんね。

こんな人にオススメ
①British英語を身に着けたい
②治安を重視したい
③遊ぶだけでなく文化を学びたい
④食事をあまり重視しない

いかがだったでしょうか?

イギリスは非常に高貴で、Britishを綺麗に話せるようになれば、必ず一目置かれるほどかっこいいと思います。

私はアメリカンのアクセントが好きで学び始めましたが、だんだんBritishの良さがわかってきましたので、今留学先を選ぶとすればイギリスにするかもしれません。

皆さんも是非検討してみて下さいね!