【留学先での滞在方法】ホームステイのいいとこ、わるいとこ

はじめに

こんにちは

留学したい! となったらまずはどこの国にいくか。と考えますよね。

なぜならみんな、留学先の国をどこにするかが留学生活の質を大きく左右すると思っているから。

もちろんそれは間違いではありません。

しかし、実はそれよりももっと留学生活を左右するものがあります。

それは、

留学先での滞在方法です。

どこの国の人と関わったか、も大切ですが、現地の人と ”どれだけ深く関わったか” のほうが英語力に加えて、留学後の満足度を大きく左右します。

その、人との交流の”深さ”を左右するのが、留学先での滞在方法なのです。

主な滞在方法

①ホームステイ
②学校寮
③シェアハウス

当記事はこのうちの①ホームステイに関して、いいとこ、わるいとこをお話しします。

食事

食事は用意してもらえるが、当たりはずれが大きい

他の滞在方法と大きく違う点は食事をホームステイファミリーに用意してもらえることです。

外食が高く付いてしまう国では自炊は必須になりますが、料理ができない留学生にとってはこれを理由にホームステイを選んでもいいくらいでしょう。

しかし、同じ国でもその家庭によって出てくる料理は様々です。

食費を気にしなくてもよい

ホームステイでは現地の家族と一緒に食事をとることになります。

ホームステイの滞在費用の中には、基本的に食費が含まれていますが、毎日の朝昼晩が含まれているわけではありません。

パターンとしては、朝晩2食 or 朝昼晩の3食になりますが、その提携学校かホームステイ先によっては以下のパターンも可能である場合があります。(これ以外にも様々な形があります)

✓平日朝晩、土日三食
✓平日朝晩、土日なし

もしくは食事の回数を選択できる場合もあります。

大切なのはシェアハウスとは違い、一度払ってしまえば滞在期間中の食費を考える必要がないということです。
日本と比べて外食すると高くつく場所は多いので、「食費を考えなくてよい」というのはかなり大きなことなのです。

ルール・生活リズム

シェアハウス・寮と比べるとルールは多い

シェアハウスは寮にももちろんルールはありますが、ホームステイのほうがルールは多い傾向があります。

ステイ先によって様々ですが、厳しいところだと
✓夕飯の時間は必ず18時
✓門限は22時
✓洗濯は週に一度。(20時までに完了する)
など、細かいルールがあります。

筆者の感覚では、子供が多いステイ先はルールが多いような印象を受けました。

せっかく留学に来たのだから、好きな時間に好きなことがしたいという想いが強い方は、このステイ先ルールには注意して確認するようにしてください。

自分だけのプライベートルームは用意してもらえる

希望すれば、基本的にプライベートルームを用意してもらえます。(プライベートルームを持つステイ先を選んでもらうことができます)

特に長期の留学においては自分一人でリラックスできる空間は必須です。(少なくとも筆者はそうでした)

しかし一人だけの空間と言っても注意しなければいけないのは「音」問題。
ステイ先によっては壁が薄く、隣の部屋の音が丸聞こえ(そして自分の音もだだ漏れ)のことがあります。

ここは事前に希望できることではありませんので、運に身を任せるしかありません。

結果、音の漏れる部屋だった場合はプライベートなのにも関わらず気を使わざるを得ないということがあるかもしれません。(とは言ってもこの点についてはシェアハウス・寮と比べるとマシだと思います)

ネイティブとの交流

ネイティブとの交流なら、ホームステイが一番!

どの国でも保障されているわけではありませんが、ホストファミリーがその国のネイティブであることは十分に期待できるでしょう。(希望できない場合はステイ先を変更することは可能な場合が多い)

ホームステイは何といってもその国の家庭の一員になれるわけですから、「海外を知る」という点においてこれに勝るものはありません。

比較的長期間のステイとなると、何かしらのイベントが発生します。
✓クリスマス
✓ハロウィン
✓イースター
✓ハヌカ
馴染みのあるものから、ないものまで。

海外の生活を知るのであれば、そこに飛び込むしかありません。
せっかく留学するなら英語力だけではなく、「海外の人って~」と語れるようになりたいですよね。

ちなみに筆者はハロウィンの時期にアメリカに留学中だったので、ホストシスターたちと、
✓かぼちゃをくり抜くジャック・オー・ランタンを作成したり、
✓「Trick or Treat !」と言いながら、近所の家を回ったり
というような体験をすることができました。

ホストファミリーには当たり外れがある

あまり大きな声では言えないですが、これはホームステイ経験者は口をそろえて言います。

当たり外れは確かに存在します。

楽しい思い出をたくさん作って帰国できる人もたくさんいますが、以下のような経験をした方も一定数います。
✓部屋と食事だけ提供され、コミュニケーションはほぼなし
✓食事が自分だけ別メニュー(そしておいしくない)
✓別の留学生にひどい目にあわされた(複数の留学生を受け入れるステイ先もあります)

厚意や、他の国の文化が知りたいという理由でステイ先として留学生を受け入れている家庭がほとんどですが、中には完全にビジネスと位置付けている家庭もあります。

しかし、不安になる必要はありません。

ほとんどの場合はステイ先を変更できますので、もし何かステイ先に問題があれば遠慮なくステイ先変更の申請をしましょう。(変更先も運次第ですが…..)

費用

安全面は高いが、シェアハウスや寮よりは費用はかさむことが多い

他の滞在方法に比べ、ホームステイの滞在費は割高になる傾向があります。

留学先の学校が現地のホストファミリーと提携している場合以外はホームステイの手配はエージェントに依頼することになりますから、その分の手数料が上乗せされた滞在費となります。

では学校と提携している場合はどうなるのかというと、(ここからは筆者の体験)

田舎だったこともありますが、他の滞在方法と比べてそれほど高いとは思いませんでした。

少しくらい高くなっても、少なくともシェアハウス・筆者の通っていた学校寮と比べると快適な生活が送れるような家・設備でしたし、筆者が料理することができないので外食が多くなっていたであろうことを鑑みると、

費用面でもホームステイが正解だったのでは。と思っています。

これに関しては各地域・各学校・各個人によってばらばらですので、ご自分で検討されるのが良いと思います。

長期滞在予定者でも短期契約がオススメ

ホームステイの契約の際は最初に滞在期間を定めます。

長期滞在予定の方はそのままその期間を設定してしまいがちですが、短期にしておきましょう。(長くても3か月にしておくことをお勧めします)

以下のような理由で変更したくなることが多いからです。
✓ホストファミリーと合わなかった場合
✓ホームステイ自体やめたくなった場合
✓友達とシェアハウスしたくなった場合

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回は筆者が留学中の半分以上の時間を過ごした”ホームステイ”という滞在方法についてお話ししました。

これが正解とは言いませんが、長期で滞在するなら1度は経験しておいてもいいのでは。と思います。

是非検討してみてくださいね。