【2022年】留学先選び ~フィリピン編~

はじめに

みなさんこんにちは
英語学習の調子のほうはどうでしょうか?

最近はコロナを抑えながらも徐々に留学に出る人が増えてきていますね。
1年ほど前に留学を断念せざるを得なかった人も再チャレンジしているのかもしれません。

留学しようと思い立った際に最初に考えることは「どこの国に行くか」です。
今回はその留学先選びのフィリピン編をご紹介します。
※ フィリピン留学経験者の方に執筆いただきました。

気候

雨が少ない

雨季は日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことは少なく、スコール(一時的な大雨)が明け方や夕方に降る程度で外に出たくない日が続くような心配はありません。

フィリピンには乾季(12~5月)と雨季(6~11月)があり、乾季は雨がほとんど降らず過ごしやすいベストシーズンです。雨季はもちろん雨が多くなりますが、それでも一日中降る日がないということもあり、たいして気にする必要はありません。

年中暖かい

フィリピンの年間平均気温は26~27℃なので、常夏の国ですが日本の夏よりも過ごしやすい気候です。
一番寒い時期でも暑い時期でもTシャツ一枚で過ごせるので荷物も少なく済むので楽ですね。

日本よりも日差しを強く感じやすいので、夏の服装や日焼け対策に加えて帽子やサングラスを持っていると安心です。

治安

小さな犯罪はかなり多いので気を付ける必要あり

留学学校の寮はセキュリティがしっかりしているので安心して滞在できるようになっていますが、外に出るとスラム街など注意が必要な場所はたくさんあります。

下記のような基本的なことを注意して過ごせばトラブルに巻き込まれるのを防ぐことができるのでそこまで恐れる必要はありません。
・夜道を一人で出歩かない
・高価に見えるものを身に着けない
・知らない人について行かない
・治安が良くないと言われる場所には行かない

交通機関(タクシー・トゥクトゥク)の運賃を高く提示されることがある

日本人はフィリピン人から「お金を持っている」印象を持たれているので、現地の人よりも運賃を高く請求されることが多々あります。

フィリピンでタクシーやトゥクトゥクに乗る時は基本的に乗車前に運賃を交渉するので、あきらかに高いと感じた場合は断って納得の行く運賃になるまで交渉する必要があります。

その結果、筆者がフィリピンで一番使った文章は「料金メーターを使ってください」でした… :))

最近ではGrabタクシーという配車アプリが便利で運賃トラブルも防ぐことができておすすめなのでぜひ活用してください

費用

物価が安く生活費が抑えられる

フィリピンの物価は日本の約3分の1、人件費は日本の約10分の1と言われています。そのため欧米などと留学費用を比べると格安で留学できることができます。

留学では自炊をするなどして費用を抑える努力をする必要がありますが、フィリピンにおいては全く気にする必要がないのは非常にオススメできるポイントです。

値段を気にせず好きなものを頼める幸せを感じてください。

人種・人柄

ありえないくらいにフレンドリーで会話相手に困らない

フィリピン人は明るく陽気でフレンドリーな印象があります。街を歩いていると、声をかけられたり手を振ってくる人がいるのは珍しくありません。

語学学校の先生だけでなく、スーパーの店員から道ばたで寝ているおじさんまで、いつでもだれとでも会話をすることができます(本当に大げさではありません)

オンライン英会話サービスではフィリピン人の先生が圧倒的に多いですよね。

一番大きな理由は人件費が安いからです。

しかし、スーパーフレンドリーという点はオンライン英会話教師として非常に重要な性質で、特に英語初心者が英会話チャレンジするには最高の会話相手になります。

また、フィリピン人の全員が英語がペラペラというわけではないので英語が苦手な人に対しても優しくしてくれるあたりもGoodですね!

豊富な講師

フィリピンには英語で教育を受けて能力の高い人材がたくさんいることに加えて人件費が低いため、語学学校では質の高い講師を多く集めてマンツーマン授業を行っていることが多いです。

英語を話せるようになるために一番大切なことは、いかに英語を話す時間を長くするかです。

この点において、フィリピン留学の売りであるマンツーマン授業の上をいく形式はありません。

言語

フィリピンの公用語は英語

歴史的背景から英語が公用語のフィリピンでは小学校から大学まで英語の教科書を使って授業はすべて英語で行われているため、英語力が高い人が多いのが特徴です。

アクセントは人によって違いますが、アクセントが強烈な人も少なくありませんし、学校に行けなかった人は基本的に現地の言葉しか話すことができません。

ネイティブの講師はいない

ネイティブの講師はほとんどいないため、発音など完璧を求めることは難しいということを理解しておきましょう。

もちろん発音の講義などはほとんどの語学学校で用意されていますし、そこで間違った発音を教えられるなんてことは(いまのところ)聞いたことがありませんので、気にする必要はないです。

そもそも、基本的に初心者にとっては 発音>>>英語を話す時間 です。(筆者の持論)
ですので、ネイティブの発音はNetflixでもU-NEXTでも思う存分聞いてください。

また、中には日本人慣れしてしまっている講師がいたり、英語力はあっても英語を教える能力が低い講師もいるそうなので、自分の語学留学の目的がぶれないように留学先を選ぶことが大切です。

語学学校によってメニューのレベルは全く異なる

フィリピンの語学学校は留学費用に3食の食事が含まれていることが多いです。

語学学校は韓国資本が多く、その場合は韓国料理がメニューの大半を占めることもありますが、もちろん日本人の経営している学校もありますので、安心してください。

留学費用に食事が含まれている場合は、自分の口に合いそうな食事どうかもチェックが必要ですね。

ここのチェックを怠ると悲惨な留学生活が待っていますので、フィリピン留学の語学学校選びにおいては一番重要な基準になると言っても大げさではないです。

フィリピンの主食はお米

フィリピン人は日本人の倍以上のお米を消費しているほど、フィリピンの食事にお米は欠かせない存在です。

日本米とは種類が違い、パラパラとしていて粘り気の少ないインディカ米が中心ですが、日本人に馴染みのあるお米が主食というだけで食事面の不安が軽減すると思います。

衛生面は良いとは言えない

フィリピンはリゾート地として人気ですが、街に出ると発展途上の部分も多いためイメージとのギャップに驚く人も多いかと思います。

ローカルな場所での食事は、ハエがいたり常温で食べ物が保存されていることは良くあります。生のフルーツや鮮魚を食べてお腹を壊すこともあるので、むやみに挑戦しようとせず安心できる場所で食事をしましょう。

また、筆者が所属していた語学学校の食事場にはよくネズミが走っていました。

衛生的に不安な地域/施設が多い一方で、大きなモールなどはかなり綺麗でそのギャップに驚くことでしょう。

日本人の割合

日本人・韓国人に超人気

フィリピン留学は圧倒的に韓国人からの人気が高く、フィリピンのセブではその影響からか韓国料理レストランも多く見られます。

現在は韓国に次いで日本からの留学生もかなり増えています。

その他アジアを中心とした留学生が多いため、極端な文化の違いなども少なく留学生同士の交流もしやすいのではないでしょうか。

日本人スタッフが駐在している留学学校も多いので、日本人にとって留学しやすい環境が整っています。

日本人が多いことをマイナスだと感じる人は多いかと思いますが、筆者は日本人生徒しかいない語学学校に行きましたが、超スパルタ校だったので全く問題ありませんでした。

多文化交流は期待できない

フィリピンはアジア人の留学先として人気である一方で、欧米諸国からの留学生は少ない傾向にあります。

アメリカやオーストラリアのようにアジア以外の国の方々と触れ合う機会はほとんどないと言っていいでしょう。

多文化交流を求めている場合にはフィリピンは有力な選択肢にはなり得ないでしょう。

フィリピンはこんな人にオススメ

フィリピンはとにかく英語初心者(目安TOEICスコア 600点以下)には非常にオススメできます。

こんな人にオススメ
①費用を抑えたい
②英語初心者
③自ら積極的に話しかけられる自信がない
④多少汚いところでも気にならない
⑤TOEICを伸ばしたい

治安と衛生面は安全とは言えない場面に多く出会いますが、

マンツーマンレッスンが豊富で、超フレンドリーなフィリピン人に囲まれて、英語を話す時間が自然と多く確保できるというのは

他の留学先にはないフィリピンだけの特徴です。

ぜひ検討してみてくださいね!